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2006年08月25日

四国の話

河原@NAMAAN UMAです。


夏の甲子園もニューヒーローの誕生と共に終幕し、夏もいよいよ終盤ですね。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

さて、僕はお盆休み大学の後輩と三人でに四国旅行にいって来ました。
約一年ぶりの車の運転で、しかも曲がりくねった山道に挑戦するという愚行に、
行く前からかなり不安だったのですが、現在無事生きております。

今回はそのお土産話を披露したいと思います。


徳島出身の後輩の故郷を見に行こうという話から出てきた今回の企画は、

徳島の阿波踊り→徳島の吉野川→高知の四万十川

という、郷土の文化と自然にあふれた2泊3日の旅です。


まず一日目。午後にバスで大阪を出発し、夜の徳島市街地へ。
この日はちょうど阿波踊り大会の最終日で、街はまさに「阿波踊り一色」でし
た。

さすがに天下に響く阿波踊り。地元の自治体や大学、企業の団体にとどまらず
関東、関西の徳島出身大学生による「同窓会」的な団体など実に様々な団体が
踊りに参加していました。
「○○連」とう名前の各団体は、旗印の提灯、踊り子、お囃子の演奏隊、
と一通りそろった形で形成されていて、それぞれの団体が独自の踊りで道路を
練り歩きます。
面白いのは、その踊りにも一連の流れが存在していて、その中でそれぞれの団
体の個性が表現されている、ということです。

最初はオーソドックスな拍子での「型通り」の踊りから始まるのですが、
行進が半ばに差し掛かると、リズムが急に早くなり、踊りもよりダイナミック
な物に変化します。
ここがそれぞれの「連」の見せ場のようで、
大学生で結成された「連」になると激しくリズムともはや「ダンス」と表現し
ていいような動きのパフォーマンスがはいりますし、
地元の年配者が所属している「連」となると、阿波踊りの「型」を守りつつ、
それを大胆にアレンジしたような「玄人」の踊りを披露します。
中には、「凧と凧揚げ師」を表現したパントマイムのような踊りを道路いっぱ
い使って表現した「連」などもあり、とても面白かったです。
そして、パフォーマンスが終ると、また元の拍子・元の型に戻り、静かに、
しかし軽快に踊り終える、といった流れです。

「盆踊り」というとただ単調に決められた拍子で練り歩く、という勝手なイメ
ージがあった自分にとっては、これらの踊りはとても新鮮で、見ていて飽きの
来ない物でした。


そして2日目は、「四国三郎」でおなじみ(と言いつつ僕はこの旅行で初めて
知りました。)日本三大暴れ川の一つ、徳島は吉野川です。

車で2時間ほど山道を登った先にあったのは、
「大歩危小歩危」という昔は山道の難所、今は地元の名所の渓谷です。
なんでも、「大股で歩くと危ない」場所と「小股で歩いても危ない」場所という
意味でこの名が付いたとか。
現在は補整と補強で安全ですが、ペーパードライバーの旅行者にとっては十分
に「危ない」行程となりました。

渓谷では、小さな船でゆっくりと吉野川を下ったのですが、
水面から斜めに延びる岩肌には綺麗に平行線の割れ目が刻まれていて、
その中を下っていくのは、中々に壮観な眺めでした。
yoshinogawa.jpg
川の両岸には急な岩壁が延々連なっています。


その後、ツタ(のような木材?)で作られたつり橋、「かずら橋」を渡りました。
片道30mほどで高さもさほど高くない小さな橋ですが、足場と足場の絶妙な間隔と
踏み出すたびに襲ってくる絶妙な揺れ具合で、予想以上にスリリングな産物となっ
ています。

恐る恐る橋を渡り終えたら、下の川原で一休み。
裸足になって川に入り、意味も無く水切りし、川底の石で滑りそうになって
ちょっと慌てる。
渓谷での定番の過ごし方かも知れませんが、とても癒される時間でした。
keiryu.jpg
透き通った水は、とても「綺麗」でした。


ちなみに、お昼は名物「祖谷そば(いやそば)」をいただきました。
これは麺がうどんのように太い不思議なお蕎麦で、
歯応えと食べ応えが魅力の一品です。


最終日3日目。さらに山道を走って高知に入り、四万十川に到着です。
この日は九州に台風が接近していて、高知でも雨と風が素敵に迎えてくれました。

命知らずの大学生三人は、そんな日に無謀にもカヤックで四万十川下りに挑戦です。

案の定、下る前の練習の段階から強い雨に打たれて泣きながら漕ぐ羽目に。
それでも、本番の川下りの頃には雨も小降りとなり、なんとか楽しめそうな天気に
なったので、神に感謝していたのですが、
災難は乗り越えた、と思ったのが大間違いでした。

川下り序盤はブラインドタッチで鍛えた肩にものを言わせ順調に漕ぎ進んでいた
のですが、そろそろ流れが速くなるぞ、というところで突風に煽られ、バランス
を崩しあえなくカヤックごとひっくり返り、ドボン、です。

「四万十川」を楽しむ為のカヤックですが、まさか「四万十川そのもの」を
嫌というほど味わうことになろうとは思いもよりませんでした。

川下り前には後輩と「泳ぎたいけどなー」などと話していたので、バッチリ
思惑通りの展開、というところでしょうか・・・。


帰りはかなりギリギリで、帰阪の最終バスに滑り込みセーフでした。
かなり有意義な三日間の小旅行だったと思っています。

NAMAANではパソコンとサーバーと、そして実体の無い「ブログ」に囲まれていて、
この四国旅行のように実際に目で見て肌で触れるものとは全く相容れないもののよう
に感じます。
しかし、よくよく考えてみれば、今僕がこのブログを書いているように、
実際に目で見て肌で感じた多くの「実体」から「ブログ」が形作られ、
また別の「実体」が生まれてくるのだと思います。

単純な「リアルとバーチャル」といった境界線の解釈からちょっと目線を変えて、
今の「IT社会」や「ブログ社会」といったものを考えていくと、
面白いものが見えてくるかもしれません。

投稿者 staff : 2006年08月25日 20:00 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリーをnewsingに追加 このエントリーをdel.icio.usに追加 このエントリーをlivedoor クリップに追加 このエントリーをPOOKMARKに追加

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